C'est la vie

ハンガリー・ブダペストのBudapest Metropolitan University大学院生です。主にハンガリーでの生活について書いています。

2020年度海外留学の実情

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こんにちは!

hikariです。

 

以前にも大学生活については書いたのですが、今日は実際に2020年の秋学期がどのように実施されたのかを、もう少し詳しく共有できればと思います。

 

ハンガリーでは、昨年11月の中旬頃より、現在の政策・規制が導入されています。

その規制の中には、大学に関するものが含まれており、簡単に言うと、大学のキャンパスでの対面授業が原則禁止されると言うものです。

つまり、私も11月中旬からは完全にオンラインで授業を受けることとなりました。

(あらあら...)

 

私の学校は、初めの9月からも基本的にはオンラインで実施となっていて(ハンガリーに行ってから決まりました笑)

最初は”当面”ということだったので、いずれキャンパスでの対面授業が再開されることに希望は持っていたのですが、コロナの状況は悪くなるばかりでした。

政府も徐々に規制を厳しくしていたので、なんとなく察しがついたし、仕方ないと諦められるようにはなっていましたが、

「じゃあテストはどうなるの?」

それが私の疑問でした。

 

結論から言うと、授業もテストも全てオンラインで実施されました!

今の時代、全てがオンラインでできてしまうんですよね、すごい。

 

私の大学は、大学のポータルやオンラインシステムを利用して全て片付いています。

(学生証の発行・受取など物理的に行かないといけないこともありましたが)

私が受講した授業は全てZoomを通して行われました。

レクチャータイプの授業でも、Zoomには"挙手"の機能があったり、チャット機能があるので、それらを使いながら教授にメッセージを送ったり、発言ができます。

実践タイプの授業だと、意欲的に活発に参加することが求められるので、マイクONにして自由に発言する授業が多かったです。小グループでのディスカッションやグループワークも、ブレイクアウトルーム機能を使って行われました。

 

基本的には、先生方はカメラはONにしてと言っていましたが、

特にレクチャータイプの授業だとOFFの生徒がほとんどでした。笑

実践タイプの授業でも、何かしら言い訳をしてOFFのままの人も結構いましたね。

 

オンラインでテストはどのように実施されたのかと言うと、授業によって異なりました。

私の場合、オーラルテストと筆記テストの両方ありましたが、

オーラルテスト→Zoom

筆記テスト→大学のオンラインシステム上

で実施されました。

 

試験日を登録すると、オンライン筆記だと、当日時間になると、学校のシステム上でテストにアクセスできるようになるので、そこでテストを受けます。

普通のテストと同様、時間以内に解くのみです。

カメラをONにしなければいけないテストもあるようです。

 

オーラルは、同様に時間にZoomのリンクにアクセスして、先生からの質問に口頭で答えるというシンプルなものでした。

受験者全員が参加している中で答えなければいけないものもありましたが(公開処刑..笑)、

少人数制で実施されたテストもありました。

 

テストに関して面白いな、と思ったのが、私の学校はテストの日程を自分で登録するシステムになっていることです。

テスト期間は12月下旬頃〜1月下旬なのですが、大体、1つの授業に対して4日程度試験日が設定されます。

(12月に2日、1月に2日/全て12月or 1月など)

自分でスケジュールを組みながら登録ができるので、割といいシステムだと思います。

しかも、お金を払えば再受験もできてしまいます。

(私立学校の闇ですね。笑)

 

 

個人的なオンライン授業のメリット・デメリットを挙げると下記のような感じでしょうか。

メリット

  • 時間の有効活用が可能
    通学時間が無いので、その分課題をする時間が増えたり、その他のことができます。
    授業ギリギリまで寝ることもできます笑
  • 学生の負担が減る
    全てオンラインであると言うことは、授業のマテリアルなんかも電子化されます。今までは実際に図書館に行って探さなければいけなかった文献もPDFで共有されましたし、授業のスライドなんかも全てシステム上にあげてくれました。
    前回留学した時は、ノートを取ることに必死でしたが、オンライン授業だと授業の効率の良い受け方が可能になったと感じます。

  • 場所を問わない
    これはこれから留学を考える方には一番の味方だと思います。
    留学先へ行かなくても、最悪は授業を受けることができるからです。
    私も日本から受けましたが、少し厄介なのは時差くらいであとは全く問題がありませんでした。

 

デメリット

  • 友達ができない
    留学先で友達を作るきっかけはやはり授業ではないでしょうか?
    オンライン授業だと物理的に会えない、というか人とのケミストリーなんかが分かりづらいので、なかなか友達ができません。。笑
    学校の先生も含め、コミュニケーションに関して言えば対面授業が1番です!


  • 集中力が持たない
    場所を問わずリラックスした環境で授業を受けることができるのがオンライン授業のメリットですが、パソコンの画面を前に2、3時間集中し続けるのは、なかなか難しいと感じます。
    先生によっては、ブレイクをくれる先生もいましたが。
    私は1日何杯飲むんだ、というくらいコーヒーを飲み続けてました。

  • 家で勉強できる(オンライン授業が受けられる)環境が必要
    これは、学生だけでなく最近のリモートワークなど全てに共通だと思いますが、やはり環境を整える必要があります。
    例えば、大きな通信量に耐えられる程度のインターネット環境が必要ですし、長時間座っていられる椅子や机など...少なくとも私は欲しいです。笑
    私が滞在した寮は、場所によってはwifi環境がすごく悪かったので、よく苦情を行っている学生もたくさんいました。

 

 

結論ですが、”ノーマル”は何だったのかもわからないような現状ではありながらも、やっぱり学校で対面授業を受けたいのが切実な思いです。

と言いながらも、次の春学期もすでに前半はオンラインになることが決まっていますが...。

しかし、現地で留学生活を送ることに変わる経験は無いとは思うのですが、今はある意味チャンスは広がっているとも思います。

もし2,3年のプログラムで留学するのだったら、私のように最初の半年・1年くらいは仕方ないとして腹を括ることもできるかと思います。

 

とにかく今は、この状況を上手く活かしながら、できることを最大限に、また色々な可能性も探していきたいです。

でも1番は、一刻も早く状況が良くなりますように!!!

 

ではでは!

 

hikari